脳梗塞の症状と治療

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嚥下障害改善のリハビリテーション

脳梗塞がきっかけとなって、ものを飲み込むのが困難となることがありますが、そのことを嚥下(えんげ)障害と言います。

 

脳梗塞によって嚥下障害が起きますと、食事がスムーズにできなくなることはもちろん、誤嚥(ごえん)性肺炎を発症するリスクも高まります。

 

嚥下障害なのかどうかをはっきりさせるには、内視鏡検査やバリウムを飲んで行うビデオX線検査の実施が不可欠で、嚥下障害が明らかになった場合は、脳梗塞患者の状態を見つつ訓練を開始します。

 

嚥下障害の場合は、何か食べるときには無理なく飲み込めるように、とろみをつけたり、ゼリー状にするなど工夫する必要がありますし、今後の食事の注意点などを患者本人や家族に指導する場合もあります。

 

まったく飲み込めなくなってしまった場合は、胃瘻造設や経管栄養法などの治療を実施して必要な栄養素を摂取することになりますし、平行して、飲み込むための訓練を続けるのが一般的な方法です。

 

嚥下障害かどうかを判断できる、自覚症状があるかどうかも気になるところですが、嚥下障害を発症しますと、食事のスピードが遅くなったり、食欲がなくなるようになりますし、痰の量が増えたり、咳がよく出る、食べ物の好みが変わった、むせたりゼーゼーいうことがある、というような自覚症状もあらわれます。

 

誤嚥性肺炎を発症する危険性もつきまといますので、細心の注意を払って経過を見て、変化に敏感でいることが大切となります。

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