脳梗塞の症状と治療

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急性期のリハビリテーション

脳梗塞の発作が起きてすぐのことは、急性期と呼ばれこの時期のリハビリテーションは、様々な視点から危険性がないリスク管理にポイントを置いて、行っていく必要があることを頭に入れておきます。

 

脳梗塞の急性期は、廃用症候群を予防するとともに、日常生活の動作の訓練を集中的に行い、患者がベッドから離れて自立した生活を送れることを目指していきます。

 

廃用症候群とは、ずっと寝たきりで安静にしていて、運動量が減ったことで起こる筋力の低下や関節の動作困難のことをいい、廃用症候群を予防するには、脳梗塞の影響で麻痺している方のリハビリだけでなく、麻痺が生じていない方の筋力が落ちないように鍛える必要があります。

 

急性期のリハビリは、座位訓練や、他動運動、良肢位保持、体位変換といったことが行われますが、身体が危険な状態にならないように注意しつつ、脳梗塞の発作が起きてからできるだけ早い段階で、効果の高いリハビリを実施していくことになります。

 

リハビリをしても問題ないようでしたら、心肺機能のモニターを実施しつつ、横たわった状態でできるものからはじめていきます。

 

脳梗塞の発作直後から、注意しなければいけないことは、褥瘡や誤嚥、転倒、深部静脈血栓症、不整脈、血圧の変動などには十分気を付けていなければいけません。

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脳梗塞のリハビリテーション
脳梗塞などの脳卒中のリハビリテーションは、脳梗塞の発作が起きてからどれくらい経ったかで3種類に分類することができます。
運動障害改善のリハビリテーション
脳梗塞の発作が起き一定の期間が経過した時期を慢性期といいますが、慢性期のリハビリテーションは、急性期リハビリの次の段階に行われるリハビリです。
脳高次機能障害改善のリハビリ
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